森林の概要

森林の分布

樹種分布


特定地(広葉樹林)の取扱い

人工林の現状とその取扱い

檜原村森林整備計画(H23.4.1〜H33.3.31)において定められている立木の標準伐期齢は、スギで35年、ヒノキで40年となっているが、 現在、当社においては、間伐・択伐を主としており、針広混交林200年以上の森林づくりを目指しています。

針葉樹の林床には侵入した天然更新の広葉樹を育成するとともに、広葉樹二次林を強度間伐し、 母樹を残して林床にヒノキを植栽した実験地が2か所あります。

理想の森林として「遠目には針葉樹の森林だが、林内に入ると広葉樹の高木があり、下層には低木と草本類が生い茂り、 苔むした意思の間をチョロチョロ水が流れている。」といった混交林を目標としています。

また、現在は非皆伐施業を原則としているが、今後は、大きな偏りがみられる林齢配置のバランスを整える意味や、 CO2の吸収の面においても、皆伐施業の実施も検討していきます。

天然生林のその取扱い

天然生林のほとんどが薪炭林より移行した広葉樹二次林であり、分布から52%を占めていることからも分かるように、 かつて当社の経営の中心は薪炭林であったということの名残です。

現在は、大径の有用広葉樹の生産と、しいたけの榾木および薪の生産を目的とした年間1〜2ha程度の間伐を行っていますが、 この広葉樹二次林の活用が今後の当社の課題と位置づけ、その方法を模索していきます。

この天然生林のうち、25%を保全区、11%を保護区に指定し、保全保護に努めて行きます。

特定地の取扱い

保全区

全体の10%以上を、動植物の生息環境の保全を主な目的として管理される保全区として定めます。

保全区は、生態系と生物多様性の維持を主な目的として管理を行うが、放置して潜在自然植生への移行を目的とするものではありません。 自然の推移を尊重しつつも、適切な人的管理により、保全されていく位置づけです。

保護区

全体の5%以上を自然の推移を優先して、原則として人的な介入を行わない保護区として定めます。

保護区は、全ての商業的な収穫から保護され、自然の推移を優先するが、決して管理を放棄するものではなく、 定期的な見回りや定点観測を行います。

また、外来生物の侵入や防止や災害の防止等の作業は実施しますが、その場合は計画を慎重に行い、記録を作成します。

バッファーゾーン

常時流水河川の両岸10m(河川に陰を落としている樹木の範囲)は、水質保全や河川の生物多様性の確保のため バッファーゾーンとして定めます。 バッファゾーン内に植林されている人工林は、生態系に負荷をかけないように配慮しながら徐々に混交林に転換していきます。

森林作業道の作設において、バッファーゾーン内を通過しなければならない場合は、周辺環境に最大限の配慮した計画を行い、 記録を作成します。